土地に手を入れる。人が減っても、続けられる形で。
取り組み
ZAOがすることは、土地に手を入れることです。宮城県蔵王町で、使われなくなった農地や草地を刈り、整え、使える状態に保ちます。ただ、それを続ける人が足りません。足りないまま続けるために、次の3つのことをしています。
経験の届く範囲を、技術で伸ばす。
長く土地を見てきた人の判断——どこに水が溜まるか、どの斜面が崩れるか、いつ家畜を移すか——は、その人が現場を離れた日に失われます。センサーと無人機で土地と家畜の状態を測り、拡張知能でその判断を整理して、別の人が使える形に残します。伸ばすのは働く年数ではなく、経験が届く範囲と、それが残る時間です。
草を減らす仕事は、家畜と分ける。
家畜が面積の大半を引き受けてくれれば、人が刈るのは残りだけです。食べ残しをいつ刈るか、どの区画に何頭を何日入れるか——その判断は人が担い続けます。目指すのは、刈り揃えられた草地ではなく、使われ続けている土地です。
手と視点を、外から招く。
地域には、長い時間をかけて積み重ねられた知恵があります。七日原の整地も、地域の農家の方々が機械と人手を出してくださって、はじめて形になりました。ただ、その助け合いを支える人も減っています。県内外、さらに海外からも人を迎え、別の角度から見る目を加えながら、現場で試して直していきます。完成した答えを持ち込む場所ではなく、手を動かしながら一緒につくる場所です。
そして、次の世代へ遺す。
自然、農業、科学、地域文化を学ぶ機会をつくり、子どもから大人までが地域について考え、参加できる活動を展開します。地域に蓄積された知識と経験を記録し、次の世代へ伝えます。土地も、知恵も、遺せる形にしておくこと。それがZAOの最終目的です。
Nature ・ Wisdom ・ Future
自然と知恵を、次の世代へ。